賛同者から寄せ られたメッセージ

・今回の日本学術会議の新会員6人任命について菅首相が拒否したことは学問の自由など憲法を踏みにじる重大な問題です。学術会議法や従来の政府見解など解釈変更したものであり、許されません。任命拒否の理由を提示せず抽象的な言葉で、「総合的・俯瞰的な活動を確保する観点からの任命を判断した」という手法は断じて認められません。広く国民に説明すべきです。

・学問の自由を維持発展させることは、人類の幸福の増大につながると考えております。今回の問題は、一人一人の研究者や大学人にとって直接的には縁遠い話題のように感じられても、いずれ影響があることです。ぜひ己の問題として、声を上げられることを希望します。

・数年を経て表面化した日本学術会議会員任命問題は、戦後憲法体制が堤防のようなものでしかないような根づきの浅さを露呈させ、その一穴の崩れが、国民大衆に浸透し、堤防がいっきに決壊してしまうような危殆に瀕していることをひしひしと感じさせる事件です。2012年以降の政権が日本社会の精神的風土を読み切って強権的行為を連発して企んでいる全体像を把握し、国民大衆の日常へ逆に浸透するような上滑りにならない対し方が緊要な課題だと思っています。

・全面的に賛同します。愛大ロースクール卒業生として誇りに思います。

・趣旨に賛同いたします。どうぞよろしくお願い致します。

・指導者には異見を許す寛容を求めたい。

:〈学問の自由〉は、実は政治社会存立の根幹です。これが脅かされると、それを弾圧しようとしている体制それ自体も自壊していく事は、歴史のよく教える所です。そういう浅薄な行動をする政権は、かつてのナチスや軍国主義日本などのように、いずれは崩壊するのでしょうけれど、数千万人の死者をもたらす悲劇を伴ってしまう場合もあります。人間に死は逃れえないものであるとしても、愚かな戦争ごっこである彼らの喜劇にお付き合いしたくはありません。〈学問の自由〉というと何やら上から目線の崇高なお話で、一般庶民の感覚からずれてしまうという陥穽に嵌りがちですが、そこに十分注意しながら、大学人として、現実生活の想像力をもっと豊かにしてもらう動きを作り出すべく力を合わせて参りましょう!

・遅くなりました。なかなか名古屋へ行くことが出来ませんが、心は一緒です。頑張りましょう。

・学問の自由は、学問の国家からの自由であり、国家は学問の自由を保障するために、それを支援する義務があるのであって、そのことが人類、社会の発展に寄与することになるのです。菅首相のとっている態度は、この理念に180度反するもので、国民から見ても許しがたい行為です。

・愛知大学も68年前に学問の自由の保障となる大学の自治を権力によって土足で踏みにじられました。学問の自由を侵す今回の暴挙は絶対に許せません。(1984年卒業 元学生寮寮長)

・学術会議会員への任命拒否は、まずは「学問の自由」(憲法23条)の問題ではありますが、同時に「思想・良心の自由」(憲法19条)の問題でもあります。なぜなら、学問研究の結果抱くに至った個人の思想・信条(の表明)に対し、露骨な差別を行なっているからです。
それにしても、スガ政権の言い訳が二転三転するのは見苦しいかぎりです。まるでアベ政権そのものではありませんか。スガさんは「苦労人」を売りに自民党総裁選を戦ったわけですが、彼はアベさんのそばにペッタリ8年近くも寄り添っているうちに、ついに「アベ・クローン」人になってしまいましたね!

・学問の自由の侵害です。

・声明の起草のご尽力に心から敬意を表します。
 菅内閣による学術会議会員任命拒否問題の本質は、学問の自由、立憲主義の破壊にあります。けっして許すことができず、政党支持を超えた広範な結束が求められています。愛大の声明は、その有力な一翼です。ファッシズムを到来させないために、今こそ力を合わせましょう。

・趣旨を理解し、声明に賛同いたします。

・あまり真剣に検討した上で、任命拒否をしたのではないと思います。それとも、政府への批判を行う人を選んで、任命しなかったのなら、その批判を示して、討論すべきでしょう。理由不明で拒否するというのは、問題です。

・日本が戦前に歩んだ道です。「わが青春に悔いなし」のとおりです。

・絶対に見過ごせない問題だと思います。賛同します。

・学問は政治に左右されるものではありません。今回の任命拒否問題はその基本的な原則を左右するものです。

・この間の皆さんの迅速なご対応に感謝します。声明に全面的に賛同します。
 10月から対面授業を始めました。出校日に大学で声明を印刷して配りたいと思います。

・「学問の自由は侵害していない。自分のやりたい学問は自由にやればよい。でも、学術会議は国費が使われている。だから、任命するかどうかは私が決める。」そんなようなことをスガさんは言っている。しかし、その国費とは、野党支持者である私(たち)を含めた幅広い国民が納めた税金だ。だから「学問の自由」を守るということは、思想の自由や表現の自由と同様に、公の金で、公の場で、反対意見も含めた幅広い議論を保障することだ。国費を使っているからといって、自分の気にくわない意見を言う人を公の場から排除しようという、スガさんの今回のやり方を決して許してはならない。

・声明に賛同し、署名します。
 いまひとりひとりが、憲法に書かれた自由を大切にし、声をあげないと、いつのまにか、自由に物が言えない社会が出現していることになる。自由は、奪われてしまってからでは遅い。とおもうからです。

・遅くなり失礼しました。世話人の方々に感謝いたします。今後ともよろしく。

・総理が任命拒否について説明を濁していることも問題だが、どのような説明がなされるにせよ、今回の件が学問の自由や独立性に対する侵害であることに変わりはない。政府が今後さらに学者への介入を強めていく可能性もあり、今回の件は決して軽視されるべきではないと考える。

・非常に独善的、不誠実な決定だから。